子どもはかわいい。
一緒にいろいろなことをやってあげたい。
でも、一緒にいると疲れて、苦しく感じてしまう。
疲れてイライラして、子どもにあたってしまう。
子どもを怒った後に、自分を責めてしまう。
周りのお母さんとお話していると、本当によく聞きます。
私もそういう時があったので、とてもよく分かります。
もしかしたら、
子どもといる時間を楽しまなきゃ。
100%子どもと向き合ってあげなきゃ。
そんな気持ちがあなたの底にあるのかも。
でも現実は、100%子どもに合わせていたら、
ご飯も作れないし部屋の掃除もできない。
全てが中途半端で、
やらなきゃいけないことができない。
その理想と現実のギャップにイライラしているのかもしれない。
だとしたら、
子どもにイライラしている…訳ではないんだよね。
「こうしたいのにできない」
「こうありたいのにできない」
本当は、そんな自分にイライラして
自分を責めているのかもしれない。
この苦しみはどこから来るの?
カウンセリングの祖といわれる米国の心理学者 カール・ロジャースは
日本の現代カウンセリングに、大きな影響を与えました。
例えば、基本概念である 『受容・共感・自己一致』。
この言葉って、子育て本でもよく目にします。
今日はは、中でも『自己一致』について取り上げます。
心理的不適応(自己不一致)のメカニズム
上記の図の紫の円は、『自己概念』。
理想の自分、「~すべき」という思い込みです。
オレンジの円は、『経験』。
現実の自分、あるがままの自分です。
この2つの円、「理想」と「現実」が
左図のように離れていれば離れているほど
緊張や葛藤、不安、心配、焦りを感じやすくなります。
逆に、右図のように比較的一致していると
自信や安心、満足など、心の安定を感じます。
この2つの円は、完全に重なることはないけれど
近づけるには、「今の自分」を中心に置くことが大事です。
「今の自分」を見て、できることをやっていく。
そして、できたことに〇をしていきましょう。
それってただの、思い込みかも?
子どもといる時間を楽しまなきゃ。
100%子どもと向き合ってあげなきゃ。
それができなくて自分を責めて苦しんでいるなら、
その「~すべき」自体が、今のあなたにとって現実的でないのかも。
手放す時が来ているのかもね。
子どもといる時間が、全部楽しくなくてもいい。
100%子どもと向き合えなくてもいいと思うよ。
子どもと一日一回思い切り笑い合えたら
毎日15分 子供と向き合えたら
本当に素敵だと思う✨
そしてそれを日々重ねていけたら
これほど素晴らしい事はないよ!
ハードルを下げていこう!
私自身、カール・ロジャースの概念を知って
とても楽になりました。
「自分はできない」「ダメだ」
そう思って立ち止まってしまったら
大きく深呼吸をして 「今の自分」に目を向けよう。
今の自分ができることをやっていく。
そしてそんな自分を「できた~!やるじゃん、私♪」と認めてあげよう!
小さな一歩から始めていきましょう!(^-^)/